第108回読書交流会の開催報告

2020年07月23日

皆さんこんにちは。

語り合おう読書交流会主催者のなんちゃって読書人です。

前回3月の読書会を終えてから、新型コロナウィルスの感染が広がり、非常事態宣言が出されました。
様々なイベントが中止・延期となる中で、この読書会も休会を余儀なくされました。

宣言が解除され、4か月ぶりに再開が決定。
先週の7/17(金)に、第108回読書会を開催しましたのでご報告です。

今回の課題本は↓こちら

◆課題本◆



『ライオンのおやつ』

著者:小川 糸
単行本: 255ページ
出版社: ポプラ社 (2019/10/8)
言語: 日本語

でした。

参加者の感想です。

・死が目の前に迫っている臨場感や、感情の起伏といった細かい描写はなく、そこまで登場人物に入り込めなかったが、所々で泣いてしまった。

・読み始めて、これは涙を誘ってるな・・、と穿った考えをしてしまったが、最後にはまんまと泣いてしまった(笑)

・食事と違って「おやつ」は必要不可欠というわけではないが、ある意味ご褒美的なニュアンスを持つと思う。人生の醍醐味は必要不可欠でないところにあるのかもしれない。

・あとがき的な最後の章で、故人を振り返るシーンがあるが、同じような感覚を自分の実体験から感じた。

・なぜ、幹事はこの本を課題本にしたのか?(参加者全員がそう思っていました(笑))

・とても時間がゆっくり流れるような感覚になり、心が穏やかになった。

・避けて通りがちなテーマだが、死というものを考えるきっかけとなった。

・自分が最後に食べたい「おやつ」は何だろうか?

などなど。

本書は書店に努める従業員が選ぶ「本屋大賞」で2位になった作品です。
ステージWを告げられ、病気に抗うことをやめ、残りの時間を病と共に、自由に生きることを選んだ主人公、海野雫。
終末期のケアを行うホスピスである「ライオンの家」、そこでの生活、入居者同士・スタッフとの交流を通じて、生きている喜びを再確認していきます。
生きとし生ける者全てに訪れる「死」に対して、どう向き合うのかを示してくれる物語です。

「死」がテーマということで、なかなか重くて難しいと感じるかもしれませんが、冗談や下ネタ?も入り、表現も軽妙なので、暗さはそんなに感じることなく、楽に読めます。
週に一度の日曜日に出される「おやつ」。その「おやつ」を通して、それぞれの人生を振返ったエピソードを聞き、慌ただしい生活の中でつい、見逃してしまいがちな幸せがあることを気づかせてくれるような気がしました。

僕は「死」というものを身近に感じたことのある一人だと思いますが、実体験として、死への恐怖や、病室から上田市の街並みを見ている時の何とも言えない疎外感・孤独感を味わいました。
そんな人生の底から僕を救ってくれたのは、家族の支えや、友人や知人からの励ましの言葉でした。
そういった経験から人を最後に助けれてくれるのは、自分が関わってきた人なのだと思っています。
ただ、様々な立場の人がいますし、人はそれぞれ違います。きっと最後を迎える瞬間に思うこともそれぞれ違うのでしょう。

死の瞬間は誰にでも訪れる、だとすれば、その時をおやつを食べる時のように、満足いっぱいで迎えたいものです。
「どう死ぬか」は「どう生きるか」に繋がります。はたして満足できる人生を歩んできた、歩んでいるのだろうか?
そんなことを自問自答させられましたし、そうでないと気づく機会があれば、変えていこうと思わせてもらいました。
マドンナも作中で言っています。「人はいつでも変わるチャンスがある」と。

参加者の皆さんは、死へのアプローチの仕方というよりは、心温まるエピソードに感動したという方が多かったです。


久しぶりの読書会でしたが、新型コロナウィルスの感染者もここへ来て徐々に多くなってきました。
再開催したばかりですが、また休会に・・・なんてこともありえるかもしれません。

会の中でも新しい読書会のあり方を模索しようとしましたが、会長である私が、面と向かったコミュニケーションにこだわるのなら、それでいこうということになり、基本的にはこれまでの形式での読書会開催となります。
ただ、やはり新生活様式が必要不可欠であれば、それに準じた会になっていくことも必要だと思うので、思考停止に陥ることなく、変わる時は変れるように心がけます。

というわけで、読書会は今まで通り続けていきます。
制約も多く、煩わしいこともあると思いますが、感染防止に努めつつ、コミュニケーションの方法を模索しえていきます。
皆さんよろしくお願いしますm(__)m

by なんちゃって読書人


posted by なんちゃって読書人 at 18:32 | Comment(0) | つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第106回読書会のお知らせ

2020年01月30日



皆さんこんにちは。語り合おう読書交流会を主催しております、なんちゃって読書人です。

かなりの期間ブログの更新をしていませんでしたが、昨年100回記念を迎えた際に、
記録の大切さが身に沁みまして、再び始めることにしました。
当面は読書会の定期報告のみになってしまうかもしれませんがよろしくお願いします。

それでは第106回読書交流会のお知らせです。

◆課題本◆

『ジャッジメント』

著者:小林 由香
文庫: 288ページ
出版社: 双葉社 (2018/8/7)
言語: 日本語

です。

読書会の詳細は下記になります。

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◆第106回読書交流会詳細◆

○日時   :2020年 2月21日(金曜日)19時より開催
○会場   :参加者の方に直接ご連絡します。
○参加要件 :事前に課題本を一通り読んできてくださいね。
○会費   :飲食代を参加人数で按分
       (概ね5,000円程度になります)
○受付期限 :2020年 2月14日(金曜日)

※参加ご希望の方はメールフォームより私宛に連絡ください。
また、フェイスブックでイベントページをあげているので、
そちらからの応募でも構いません。

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◆課題本に関して◆

この読書会では、メンバーの方(私も含め)に交代で、課題本を
選んできてもらうという形をとっています。

その際、特にどのジャンルの物を、という決まりはありません。

ですので、様々なジャンルの本が課題本となります。
良く言えば多様、悪く言えば適当(^^)

でも、その多様な選書ゆえに、普段の自分なら、絶対に読んでみる
ことはなかったであろう物も、半ば強制的に読むことになります(笑)

その中から新しい気づきや、発見が生まれること、あるかもしれません。

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◆ひとこと◆

皆様こんにちは。

新年を迎えたと思ったら、あっという間に1ヶ月が経ってしまいました。
皆さん上々なスタートはきれているでしょうか?

昨年の夏に第100回を迎えましたが、これからもこの読書会続けていきますので、
今後ともよろしくお願いします<(_ _)>

さて、今月の課題本は復讐がテーマになってくるのでしょう。
大切な人を殺されたれれば、「犯罪者に復讐してやりたい」と思うのは当然です。
そこで新しい新しく生まれたのが「復讐法」という法律。

はたして、目には目を歯には歯をは、被害者たちの心を救えるのか?

きっと賛否両論出てくると思います。ぜひ皆さんの意見も聞かせてください。

この会はお酒を飲みながらの気楽な会です。
ですので、気楽な気持ちで来ていただければと思います。

多くの皆さんのご参加お待ちしております!

posted by なんちゃって読書人 at 08:42 | Comment(0) | つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第86回読書交流会のお知らせ!

2018年06月04日

皆さんこんにちは。

第86回読書交流会のお知らせです。

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◆第86回読書交流会詳細◆

○第86回読書交流会日時:2018年 6月15日(金曜日)19時より開催
○会場   :決定次第参加者にお知らせします。
○参加要件 :事前に課題本を一通り読んできてくださいね。
○会費   :飲食代を参加人数で按分
       (概ね5,000円程度になります)
○受付期限 :2018年 6月12日(火曜日)

※ブログにあるメールアドレスからでもいいですし、
フェイスブックのメッセージでもいいので、なんちゃって読書人
宛てに参加希望のメールを送ってください。

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さて、今回の課題本は、『俺に似たひと 』

俺に似たひと.png

https://amzn.to/2L2YY21

著者:平川 克美
単行本: 242ページ
出版社: 医学書院 (2012/1/20)
言語: 日本語

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◆課題本に関して◆

この読書会では、メンバーの方(私も含め)に交代で、課題本を
選んできてもらうという形をとっています。

その際、特にどのジャンルの物を、という決まりはありません。

ですので、様々なジャンルの本が課題本となります。
良く言えば多様、悪く言えば適当(^^)

でも、その多様な選書ゆえに、普段の自分なら、絶対に読んでみる
ことはなかったであろう物も、半ば強制的に読むことになります(笑)

その中から新しい気づきや、発見が生まれること、あるかもしれません。

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皆様こんにちは。

爽やかな季節が最近短くなってきていると感じる今日この頃ですが、日によっては夏を思わせるような暑い日もありますね(^^;)
これから梅雨に入ってきてジメジメとする季節に突入する時期でもあります。

雨で外に出ずらい季節、晴耕雨読、読書してみるのはどうですか?

さて、今回の課題本は介護です。
自分の父親の介護をした筆者の体験を紹介した内容のようです。

私自身、両親の介護という問題が、頭をちらつき始めました。
介護の問題はこの先というか、もう既に無視できない問題となっています。

今回課題本の選本者は介護の仕事についている方です。
生の介護の実態を聞きつつ、皆さんで一緒に考えてみましょう!

多くの方のご参加お待ちしております!
posted by なんちゃって読書人 at 16:46 | Comment(0) | つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第78回読書交流会開催報告

2017年09月24日

皆さんこんにちは。
先日9/22(金)長野県上田市別所温泉の「旅の宿 南條」さんにて、第78回読書交流会が開催されました。
https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/79259/79259.html?s_kwcid=paidsearch&k_clickid=be1b63de-1437-42eb-ae90-7f6ccd4c1094

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課題本はお伝えしていた通り『ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験』著:大鐘良一、小原健右
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参加した皆さんの感想は

・宇宙飛行士の選抜試験にメディアが初めて入ったことで、漠然とした宇宙飛行士という存在を深く知ることができた。

・候補者、特に最後にのこった10人は皆エリートばかりだが、その地位や給料、環境を変えても挑戦したくなるほどの魅力が「宇宙飛行士」にあるのだと感じた。

・今回の読書会には採用する側のポジションの人達もいるが、入社希望者のどこに注目して、どんな基準で採用しているのかを教えてほしい。

・死と隣り合わせの環境ということを考えれば、原発の廃炉作業なども似たようなもの。宇宙飛行士選抜試験には963人もの応募者がいたわけだが、原発の廃炉作業にはそこまでの人数は集まらないだろう。
自分の命を懸けてもいいと思わせるほど、宇宙には惹きつけるものがある。

・選抜試験には様々な職業の人たちが挑戦しているのを知って、人生その気になればいくらでも方向転換ができるのだと感じた。まずは自分が今いる場所で精一杯がんばろうという意欲が湧いてきた。

・世界の一握りの人しかなれない宇宙飛行士。それゆえ宇宙飛行士になることがゴールになってしまいがちだが、宇宙飛行士になって何をするかが重要。

・好きや憧れで仕事を選んでもいいと思うし、そうしてもらいたい。しかし、自分が十分に生活していける収入を得られることは必要だと思う。

・ゼッケンの付け間違いで評価を下げるというシーンがあるが、勿論、間違えた本人にも非はある。しかし、間違えが起こらない仕組みを作ることも重要だ。

・一緒に働きたいと思わせる人間力を身につけたい。

・誰かをおとしめて笑いを取るのではなく、周りのみんなが和むようなユーモアを言えるようになりたい。


広い会場(控室まで用意していただき)、おいしい料理とお酒、そして温泉旅館ということで、しっかり温泉にも入らせていただきました。

食欲の秋、行楽の秋、読書の秋、秋を満喫できた贅沢な読書会でした!(^^)
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最後に選抜試験の模様の動画です↓


by なんちゃって読書人
posted by なんちゃって読書人 at 19:04 | Comment(0) | 読書会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

恋文

2017年08月30日



『恋文』
http://amzn.to/2iGmc4M

著者:連城 三紀彦
文庫: 240ページ
出版社: 新潮社 (1987/08)
言語: 日本語
ISBN-10: 4101405042
ISBN-13: 978-4101405049
発売日: 1987/08

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■内容(「BOOK」データベースより)

マニキュアで窓ガラスに描いた花吹雪を残し、夜明けに下駄音を響かせ
アイツは部屋を出ていった。結婚10年目にして夫に家出された歳上で
しっかり者の妻の戸惑い。

しかしそれを機会に、彼女には初めて心を許せる女友達が出来たが…。

表題作をはじめ、都会に暮す男女の人生の機微を様々な風景のなかに描く
『紅き唇』『十三年目の子守歌』『ピエロ』『私の叔父さん』の5編。

直木賞受賞。
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■つぶやき

本書は、直木賞を受賞した作品です。
ジャンルで言えば純文学にあたるのだと思います。

大人の恋を描いた5つの物語からなる短編集。
第77回読書会の課題本にさせていただきました。

読書会に参加者した皆さんの感想の一部を抜粋します。

・「私の叔父さん」のシチュエーションに非現実感を感じてしまった。

・自分自身の過去のシーンと重なって、切なくなってしまった。

・年上の女性との経験談。

・誰かを好きになることは、誰かを傷つけることでもある。

・心理描写が男性作者ということもあり、女性読者には理解できない
心理状態もあるのではないか。

・未だに、昔の恋人との思い出の品を捨てることができない。

・所々に印象的なフレーズがあり、引き込まれた。

・いい人そうに見える人が信じられなくなりそう(笑)

などなど。

やはり著者が男性ということもあり、女性の方達には理解しづらい
箇所もあるように思います。

あくまでも傾向ですよ(^^)

人それぞれ、過去に何かしらの恋愛経験や、思い焦がれた人が
いたとは思います。

実った恋、実らなかった恋、楽しかった思い出、辛かった記憶・・・
もしくは、現在恋愛真っ最中という方もいるでしょう。

世の中に人の数だけ違った恋愛観があるでしょうし、何が正解で
何が不正解なのかなんて誰にも分かりません。
まあ、行き過ぎて犯罪となってしまう一方的な愛や、道徳的に
許されない恋愛は別として・・(^^;)

私、個人的には今までの恋愛経験が作中の設定とも重なることもあり
感情移入しやすく、切ない気持ちにさせていただきました(笑)

言葉でハッキリとは書かれてはいなくとも、その行間というか
文字には表れてこない登場人物たちの葛藤や苦悩などを感じとれます。

ただ、ドロドロとした醜悪な人間関係ではなく、最後には何となく
優しい気持ちになれ、救われました。

シチュエーションにシチュエーションとしてはかなり強引?
と思われるものもありましたが成熟した大人の深い愛という
ものを感じさせてもらいました。

連城氏の作品を読むのは、本書が初めてだったのですが
他の作品もこれから読んでみようと思います。


by なんちゃって読書人
posted by なんちゃって読書人 at 15:35 | Comment(0) | 読書感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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