もしも、あなたが「最高責任者」ならばどうするか?Vol.1

2015年11月29日

もしも、あなたが「最高責任者」ならばどうするか?Vol.1(大前研一監修/シリーズ総集編) (ビジネス・ブレークスルー大学出版(NextPublishing))

『もしも、あなたが「最高責任者」ならばどうするか?Vol.1』

著者:ビジネス・ブレークスルー大学総合研究所
編集:大前 研一
オンデマンド (ペーパーバック): 174ページ
出版社: good.book (2015/10/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4907554389
ISBN-13: 978-4907554385
発売日: 2015/10/23

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■内容(amazonより)

ケースはすべて「あなたが●●の責任者ならばどうするか?」という質問形式。
まさに今、問題に直面している企業/政府責任者の立場となり、課題解決を考えることが「実践的経営トレーニング」の所以です。

もしも、あなたが
・The Coca-Cola CompanyのCEOならば
・ローソンの社長ならば
・NTTの社長ならば
・UBERのCEOならば
・任天堂の社長ならば
・東京ガスの社長ならば
・沖縄県知事ならば
・イオングループCEOならば
今、何を決断しますか?

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■つぶやき

本書は献本ということで、R+(レビュープラス)さんよりいただきました。
ありがとうございます!

本書はビジネス・ブレークスルー大学出版「BBTリアルタイム・オンライン・
ケーススタディ(Vol.1~4)」をまとめて収録したシリーズ総集編とうことです。

BBTリアルタイム・オンライン・ケーススタディとはなにか?

本書の説明をそのまま引用させていただきます。

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BBT大学が提供する「Real Time Online Case Study(リアルタイム・オンライン・
ケーススタディ=RTOCS)」では、毎週、国内外の企業/政府を題材に、まだ答えの
出ていない 「今起きている課題」をケースとして出題。

大学内で1週間のディスカッションの上で、学長である大前氏が1つの課題解決案
を提示しています。

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というものです。

過去にすでに結果の出ているケースを取り上げたケーススタディは
よく行われることですが、まさに現在課題に直面している
企業を例にとり、答えのないケースに対して自分自身が最高責任者
であるならどんな判断を下すかを考えてみる。

明日はどうなるか誰も分からないこの現代において、答えのない
課題を自分自身で考察してみることは重要だと、私も感じています。

温故知新、歴史は繰り返すと言われる通り、先人たちの考えや
判断、行動を取り入れていくことももちろん大事です。
一方、その時代と現在では世界情勢も個人の考え方、文化も
違ってきている。

どこへ向かっていいのか、みんなが模索を続ける現代においては
やはり、今、そして未来を己の頭で考え動いていくしかないの
かもしれません。

そんな中で、本書で行われているRTOCSという手法を用いて
シュミレーションや対話を重ね、自らの判断のヒントとしていく
ことはとても有意義であると考えます。

日々変わっていく環境の中で思考停止を避け、自分自身で考える
ことの重要性はますます高まっていく。

本書を読んで、頭フル回転させてみませんか?

by なんちゃって読書人
posted by なんちゃって読書人 at 09:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゆっくり、いそげ

2015年11月22日

ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~

『ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~』

著者:影山 知明
単行本(ソフトカバー): 248ページ
出版社: 大和書房 (2015/3/21)
言語: 日本語
ISBN-10: 4479794700
ISBN-13: 978-4479794707
発売日: 2015/3/21
商品パッケージの寸法: 18.8 x 13 x 2 cm

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■内容(Amazonより)

働いても働いても幸せが遠のいていくように感じるのはなぜなのか。
金銭換算しにくい価値は失われるしかないのか。
「時間との戦い」は終わることがないのか。
この生きづらさの正体は何なのか。

経済を目的にすると、人が手段になる。

JR中央線・乗降客数最下位の西国分寺駅――
そこで全国1位のカフェをつくった著者が挑戦する、
「理想と現実」を両立させる経済の形。

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■つぶやき

東大卒、マッキンゼー出身、その後投資会社に身を置いていた著者が人に焦点
をあてた新しい資本主義の形を提唱しています。

著者が西国分寺で営むカフェ、クルミドコーヒー。
お客様に手間ひまかけたコーヒーやサービスを提供し
影山氏が「健全なる負債」と呼ぶ、充足感を味わってもらう。

現代のスピードや効率重視の経済とは相反するやり方。

確かに利益を追求すれば、できるだけコスト(時間を含め)をカットし
損益分岐点を引き下げることで最大収益をあげることが求められます。

要するにいかに経費をかけずに儲けるかということになる。

そして、お客様は単に利用する者という位置付けになっていく。

誰しも最初は少なからず理想や夢を持ち、お客様を喜ばせたい
良い商品やサービスを提供して、社会に貢献したい、と思って
いるのだと思います。

しかし、社内のノルマや同調圧力によって次第に利益争奪戦の
ルールに染まっていく。

著者はそんな世の中に疑問を感じ、takeからgiveへの転換を試みます。
不特定多数から特定多数へ。

お客様の顔が見える関係性の連鎖が実際にクルミドコーヒーで起こって
います。

理想を掲げるだけでなく、それを実際に実践しているところに私は
とても感動しました。

利他の精神、お金は後からついてくるといった言説はともすれば
自己正当化の大義名分に陥りがちです。
そんな効率の悪いことやってたら会社が潰れるけど、一応そう
言っておこうといった感じ(笑)

ただ、現行の経済システムを一転させることはやはり難しい
だろうと私は思います。でも著者の言う理想の社会が実現すれば
こんな気持ちの良い世の中は無い。

今は人のgiveを感じとることのできる感度の高い人々で回している
サブシステムかもしれません。しかしそのサブシステムを回し続ける
ことで、与え合う思いの詰まった関係性の構築は地続き的に広がって
いくのかもしれない、いやぜひそうなってほしいと思います。

本書は第57回読書会の課題本にさせていただきました。

読書会のメンバーの意見を一部紹介させていただきます。

・GIVEの精神、健全な負債、ゆっくり手間ひまかけてという著者の主張
には共感をおぼえはするものの、それで本当に会社が廻っていくのか
懐疑的だ。

・日頃与えることを意識しているが、どうしても見返りを求めてしまう。

・コーヒーショップという飲食業を営んではいないが、自分の会社に
取り入れられることがないか考えてみたい。

・社会関係資本(ソーシャルキャピタル)は今後の重要なキーワード
になる予感がする。

・一組織の中で上司や幹部が利益優先主義の場合はどうすればよいのか?

・高利益を上げるビーフシチュー(詳細は本書でご確認ください)を
 やめるのは自分ならできない。

経営者の方、従業員の方、NPOの方、製造業の方、福祉関係の方・・と
職種も立場も異なる方々が集まっておりますので賛否両論、様々が
意見がでました。


ただ、やはり著者の提唱する社会が実現すれば、清々しい
世の中になるのだろう、というのは誰しもが思ったようです。

効率化ばかり求められる社会で、利用されるばかりになった人々は
疲れ、心をすり減らしていく。そんな社会のど真ん中にいた著者が
提唱し、実践している新しい世の中を本書から垣間見ることが
出来ます。

ぜひ皆様に一読をおすすめします!

最後に読書会の写真を付け加えておきます。
これ、マジメに議論してるの?
安心してください、してます(笑)

2015-11-20 21.59.24.jpg

適度にマジメに、めいいっぱい楽しく!です(^^)

by なんちゃって読書人
posted by なんちゃって読書人 at 07:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この方法で生きのびよ

2015年11月20日

この方法で生きのびよ! ―沈む船から脱出できる5つのルール

『この方法で生きのびよ! ―沈む船から脱出できる5つのルール』

著者:鈴木 博毅
単行本(ソフトカバー): 212ページ
出版社: 経済界 (2015/8/25)
言語: 日本語
ISBN-10: 4766785959
ISBN-13: 978-4766785951
発売日: 2015/8/25
商品パッケージの寸法: 19 x 12.8 x 1.4 cm

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■内容(「BOOK」データベースより)

「5つの恐ろしい氷山」がいま、あなたの船に近づいている!

氷山1「代替」=社会を一変する力

氷山2「新芽」=過去と決別した成果

氷山3「非常識」=変化に対応する思考

氷山4「拡散」=足枷を解放した効果

氷山5「増殖」=拡大を続ける構造。

あなたの船は沈みゆくのか。
それとも快進撃を続けるのか。

今を生き抜く5つの方法!

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■つぶやき

本書は献本ということで、R+(レビュープラス)さんよりいただきました。
ありがとうございます!

今までの価値観を根本から変える劇的な変化は
歴史を振り返ってみると何度か起きている。

産業革命や宗教改革なんてものそうなのでしょう。

いままでの常識や習慣が一気に覆されるわけで
そこに少なくない戸惑いを感じつつ、やがてその変化に慣れ
新しいスタンダードになっていく。

本書ではそんな新しい価値観や劇的な変化を促す5つの要素を
「5つの氷山」とし、私たちの乗る船がその氷山を目の前に
した時にどうすれば良いのかを教えてくれます。

枯れ木にいくら水を注いでもその木が活力を取り戻すことはない。
その木が取り払われ、それが肥料となり、新しい芽が息吹く。
それはある意味健全な新陳代謝とも言えるのかもしれません。
しかし、そこに宿っていたものには痛烈な痛みが伴います。

そんな新陳代謝を人類は幾度となく経験してきました。
それがあったからこそ現代の世界が存在するとも言えます。

ただ座して、変化の大潮流に飲み込まれるのか
覚悟を決め、新しい航路に挑んで舵をとるのか

本書冒頭のソクラテスの言葉

変化を起こす秘訣は
古きものと戦うことではなく
新しきものを築くことに
自分のエネルギーを
集中させることである。

いままで得た知識や経験は決して無駄ではない。
しかし、価値観が全く変わっていく変化の中で
それを後生大事に守り続けていてもしょうがない。

今まで得たものを肥料として新しい土壌で芽を
出せるか否か。

本書は私たちがそんな覚悟ができるかどうかを
試しているのかもしれません。


by なんちゃって読書人
posted by なんちゃって読書人 at 05:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする