全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書

2014年06月19日

全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書

『全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書』

著者:森田 直行
単行本: 244ページ
出版社: 日経BP社 (2014/5/29)
言語: 日本語
ISBN-10: 4822250202
ISBN-13: 978-4822250201
発売日: 2014/5/29
商品パッケージの寸法: 19 x 13.4 x 2.4 cm

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■内容(Amazonより)

「アメーバ経営」を知り尽くした著者による、企業経営者必読の一冊である。

──稲盛和夫京セラ名誉会長

世の中には数々の経営手法がありますが、アメーバ経営がそれらと一線
を画すのは、導入することにより意思決定の仕組みや組織、事業の構造だけでなく
、目に見えない企業文化や働く人々の人生観、価値観までが変わっていくところ
にあります。(本書「はじめに」より)

2010年1月、会社更生法の適用を申請し、事実上経営破たんをした日本航空(JAL)
の会長兼CEOに、日本政府と企業再生支援機構の強い要請を受けて稲盛和夫京セラ
名誉会長が就任。

著者も管財人代理・副社長としてこの難題に取り組んだ。

JAL再建の切り札となったのが、京セラの経営管理手法「アメーバ経営」だった。

その後、JALの業績は、当事者が驚くほど劇的に回復、2013年9月には
会社更生法申請からわずか2年8カ月という短期間で、JALは東京証券取引所に
再上場を果たした。

本書は、アメーバ経営の仕組みと具体的な実践方法を経営者向けに本格的に
解説した初めての本。

著者の森田氏は京セラに入社以来、アメーバ経営の仕組み作りに取り組んできた。

本書ではJALを含め、製造業、病院、介護事業者、通信会社などへの導入事例を
題材に、アメーバ経営を詳細かつ、やさしく解説する。

巻末に「早わかりアメーバ経営」「アメーバ用語集」の付録つき。


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■つぶやき

本書は献本ということで、R+(レビュープラス)さんよりいただきました。
ありがとうございます!

JALの危機を救い、見事に再生させたことは、記憶に新しい。

JALの復活劇を成し遂げたのは、今やあの松下幸之助氏と並び、経営の神様
と称される、京セラの創業者・名誉会長である稲森和夫氏。

その経営手法は「アメーバ経営」呼ばれる、会社内にアメーバと呼ばれる
小さなユニットを作り、そのアメーバごとに独立採性を取らせ、社員一人一人
に利益を意識させ、経営という視点をもたせ、社員全員で、目標に向けて
進んでいくという手法です。

著書の森田氏はこの「アメーバ経営」をより多くの企業に広めるために
社内ベンチャーとして立ち上げた事業をベースに京セラコミュニケーション
を設立し、今もその伝道に日々心血を注いでいます。

本書はこの「アメーバ経営」を実に丁寧に紹介してくれますし、巻末には用語集
なども付いていて、「アメーバ経営」の理解を深めることが出来ます。

以前に稲森氏の自身の著書を読んで「アメーバ経営」はある程度知識として
持ってはいました。
『アメーバ経営 ひとりひとりの社員が主役』

アメーバ経営

本書ではアメーバ経営を実際に導入した企業をケーススタディとして紹介し
幅広い業種に、対応できることを示してくれます。

アメーバ経営は日本だけの企業にとどまらず、中国深玔の新一佳グループでも
取り入れられるなど、世界への広まりを見せています。

このことから、アメーバ経営は業種によらず、国によらず導入することが
できることがわかります。つまり、それは背景や文化に影響を受けない
本質を究めた経営システムだということが言えるのではないでしょうか。

社長や幹部が決めた経営方針をトップダウンで従業員に黙々と従わせる、
といったことではやはり、人は情熱を持って打ち込むのは難しいですよね。
でも、よくありがちなことでもあります。

自分の日々のがんばりが、目に見えるようになることによって
個人個人が自分事として仕事を捉えられるようになり、
モチベーションのアップ、向上心の醸成に繋がっていく。

とても素晴らしいシステムであることは、すでに証明済みです。
しかし、どんなにシステムが素晴らしくても、それを活用する
人の考え方が後ろ向きであったり、あらぬ方向を向いていたのでは
何の効果も期待できません。

常に企業のフィロソフィに準じた行動をすることが非常に大切に
なります。

とことん利益にこだわり、しかし、決してシステム頼りにならずそこに
働き手達一人一人の魂が込められていく、その熱意があってこそはじめて、
システムが効果的に機能するのだと本書に教えられました。

独りよがり、自己中心的になることなく、社員全員が「利他の精神」
「経営者視点を持つことによって、社内に前向きな良い雰囲気が
でてくるのだそうです。

そんなにうまくいくのか?と疑問を持つ前にまずやってみることだと
思います。実際にJALは復活したんですから。

いかに情熱を持ち、徹底的にやり抜くことができるか、それが重要に
なってくるのではないでしょうか。

早速、わが社でも、まずは一部からでも実践してみようと思ってます!


by なんちゃって読書人
posted by なんちゃって読書人 at 12:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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