メンターが見つかれば人生は9割決まる!

2015年08月31日

メンターが見つかれば人生は9割決まる!.jpg

『メンターが見つかれば人生は9割決まる!』

著者:井口 晃
単行本(ソフトカバー): 208ページ
出版社: かんき出版 (2015/7/10)
言語: 日本語
ISBN-10: 4761271035
ISBN-13: 978-4761271039
発売日: 2015/7/10
商品パッケージの寸法: 18.8 x 13 x 1.5 cm

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■内容(「BOOK」データベースより)

子供がゲームをクリアするように成功する方法。

7019人を指導したエキスパート育成の専門家が教える、一流の「思考」と
「行動」を身につける技術。

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■つぶやき

本書は献本ということで、R+(レビュープラス)さんよりいただきました。
ありがとうございます!

自分が心底尊敬し、陶酔できる、メンターを見つけ
その生き方、考え方に学ぶ、ということに

「そんなのは所詮モノマネだ!自分の考えを持て!」

と批判する方もいるとは思います。

ですが、僕自身も著者の主張には賛成です。

成功の確率が100%だとは言いきれないものの、0から物ごと
を始め、思考錯誤を重ねていくよりは、メンターを見つけ、
モデリングすることで、ずっと早く効率的に結果を出せると
思っています。

勘違いしないでいただきたいのですが、思考錯誤そのものが悪いと
言っているわけではありません。

先人の成功をモデリングしていくことで成功への確立とスピード
が上がるのだと言いたいんです。


世の中に完全に自分のオリジナルだ!と断言できるものがどれほど
あるのでしょうか?

何かしらの自分の経験や以前に見たもの、聞いたものが自分の中で
醸成され、新たな付加価値を付けられてリニューアルされているもの
が実は圧倒的に多いように私には思えます。

自分の中では世界に唯一無二のオリジナルなアイデアだと思っていても
それが昔に経験したことが無意識下で頭の中に蓄積され、表出したもの
であるかもしれません。

それでも最初からマネをしようという態度とは違う、と言われる
かもしれません。

デザインの世界ではそうなのかもしれませんし、それはそれで
尊い考え方だと思います。しかし、こと経営手法となれば話は
違ってきます。

最短の投資で最高の結果を出すことが、求められている世界です。

私がここで投資と言っているのはお金だけではなく、時間も
含まれます。

人生は何もしないには長すぎるが、何かしようとすれば短すぎる、
とどこかで読んだことがあります。

まさにその通りだと思います。

与えられた時間の中で、結果を出し、他から抜け出し成功を掴む。
その道筋があるなら、それを辿るのも立派な手段。

そう考えた時に、本書での主張もまた一つの考え方として十分に
参考になることは多いと思います。

私も以前、尊敬する経営者がおり、陶酔というか信者のように
なっていた時期がありました。

その経営者の著書は全部読みましたし、講演会にも可能な限り
参加しましたし、その方がやったほうがいいと言うことは全部
やってみました。

今現在では私自身、色々な経験をし、多少考え方も変わってきて、
以前よりは熱量が落ちたものの、その経験がなかったら今の自分
はなかったとはっきり断言できます。

本もここまで読まなかったでしょうし、事なかれ主義のその日ぐらし
な人生を歩んでいたかもしれません。

私はそのメンターの方を知ることができて、本当によかったと
感じています。

もし、その当時、この本を読んでいれば、もっともっとその人に
近づけたのではないかと思います。

本書の内容を実践してみることは、得はすれども決して損には
ならないと思いまよ。



by なんちゃって読書人
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第49回読書交流会のお知らせ

2015年03月01日

第49回読書交流会の詳細のお知らせです。

◆課題本はこちら◆

イスラム国 テロリストが国家をつくる時

『イスラム国 テロリストが国家をつくる時』
著者:ロレッタ ナポリオーニ
単行本: 189ページ
出版社: 文藝春秋 (2015/1/7)
言語: 日本語

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◆第49回読書会詳細◆

○読書会日時:2015年 3月20日(金曜日)19時より開催
○場所   :いちゃりBar・Nomado
       http://www.hi-yorokonde.com/detail/index_491.html
○参加要件 :事前に課題本を一通り読んできてくださいね。
○会費   :5,500円
○受付期限 :2015年 3月16日(月曜日)

※ブログにあるメールアドレスからでもいいですし、
フェイスブックのメッセージでもいいので、なんちゃって読書人
宛てに参加希望のメールを送ってください。

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この読書会では、メンバーの方(私も含め)に交代で、課題本を
選んできてもらうという形をとっています。

その際、特にどのジャンルの物を、という決まりはありません。

ですので、様々なジャンルの本が課題本となります。
良く言えば多様、悪く言えば適当(^^)

でも、その多様な選書ゆえに、普段の自分なら、絶対に読んでみる
ことはなかったであろう物も、半ば強制的に読むことになります(笑)

その中から新しい気づきや、発見が生まれること、あるかもしれません。

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厳しい冬の寒さもだんだん和らぎ、春が来たのか?と錯覚するような
温かい日も訪れる季節になってきました。

ニュースでは、少しずつではありますが春の到来を告げる内容のものも
出てきました。

春、スタートの季節です。
新入学、新学年、新体制、初出社・・・
希望と不安の入り混じった、とてもワクワクする季節。

そんなスタートの追い風にのって、皆さんも新しいチャレンジしてみませんか?

読書を通じたコミュニケーションです。
一冊の本をきっかけに、新しい出会いをしてみませんか?

さて、今回の課題本ですが、なかなか重い感じですねー(笑)

でも、日本人人質問題もあったことですし、これは他人事ではありません。

例え、私たちが考え、議論したところで何も変わらないのかもしれない。
でも、思考を止めてはいけないのだと思います。

年度を締める一冊。

メンバーの方たちとじっくり話してみたいと思います。

by なんちゃって読書人



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奇跡のリンゴ

2014年05月19日

奇跡のリンゴ記事

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)

『奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録』

著者:石川 拓治
監修:NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班
文庫: 260ページ
出版社: 幻冬舎 (2011/4/12)
ISBN-10: 4344416457
ISBN-13: 978-4344416451
発売日: 2011/4/12
商品パッケージの寸法: 15.2 x 10 x 1.4 cm

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大丸2️内容(「BOOK」データベースより)

リンゴ栽培には農薬が不可欠。

誰もが信じて疑わないその「真実」に挑んだ男がいた。

農家、木村秋則。
「死ぬくらいなら、バカになればいい」そう言って、
醤油、牛乳、酢など、農薬に代わる「何か」を探して手を尽くす。

やがて収入はなくなり、どん底生活に突入。

壮絶な孤独と絶望を乗り越え、ようやく木村が辿り着いたもう
ひとつの「真実」とは。


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大丸2️つぶやき

完全無農薬栽培、農薬どころか有機肥料も一使わないリンゴの栽培に
成功した木村秋則さん。本書の表紙の写真でおなじみのなんとも人の
良さそうな笑顔を、皆さんも一度はどこかで見たことがあるのでは
ないでしょうか。私も本書を読む前からこの笑顔はテレビ等で見か
けることは度々ありました。

屈託のなさそうな笑顔を見ると、完全無農薬でのリンゴの栽培はたしかに
困難ではあったのでしょうが、青森の自然の中でのどかでゆっくり
としたものだったのではないか、正直そう思ってました。

ところが、本書を読むと、そんな、のほほんとした想像をしていた
ことを深く反省するくらい壮絶な人生を木村さんは送っていたこと
を思い知らされました。まさに一家を破滅させかねないほど、
完全無農薬でのリンゴの栽培は困難なものだったのです。

一体、「完全無農薬リンゴ栽培」とはどのようなものなのか?
無農薬リンゴ栽培が一般的な認識からかけ離れていることを
説明している箇所がありますので、少々長くなりますが本書から
抜粋させて頂きます。

リンゴの無農薬栽培。今現在ですら、それは不可能だと言う専門家は
少なくない。農薬を使わなければ、リンゴを収穫することはできない。
現実のリンゴ栽培を知る人にとって、それは常識以前の問題なのだ。

これは農家でない人には、理解しにくい話かもしれない。
確かに現代農業は、深く農薬に依存している。ほとんどの作物栽培に
農薬が使われているわけで、農薬を使わずに栽培されている作物が極めて
少数派だということは、農業に携わっていない人でもよく知っている。
けれどそれはあくまでも依存の問題であって、農薬を使わなければ栽培
出来ないという話ではないはずだ。実際に見かけは悪くても、農薬を
使わずに育てたという野菜や果物は世の中に出回っている。
そもそも、昔は農薬なんてこの世に存在しなかった。
江戸時代の農家は、除草剤も殺虫剤も使わずに、稲を育て野菜を
作っていた。リンゴにしても、少なくともニュートンの時代には
あったわけで、万有引力の法則を発見するきっかけになったと
いうそのリンゴに、農薬はかかっていなかった。農薬を
使わなければリンゴが作れないなら、ウィリアム・テルが息子の
頭の上にのせた果物はリンゴではないということになる。
14世紀のスイスに農薬散布機はなかったのだ。
農薬を使うのは、あくまで収穫量を増やすとか、農作業の手間を
はぶくとか、あるいは作物の見かけをよくするためではないか。
そう考えるのが普通だろう。
それは間違いではないのだけれど、少なくとも現代のリンゴ農家
に言わせるならその考えは甘いということになる。農薬を使わな
ければ、収穫が減るなどという生易しい話ではない。農薬を使わ
なければ、リンゴ畑は壊滅してしまうのだ。
農作物の農薬への依存度は農作物の種類によってかなり違う。
日本での研究によると、農薬を使わなければ病害虫の被害によって
リンゴの収穫は90%以上も減ると言われている。キュウリも同じ
くらい農薬の不使用によるダメージを受ける作物なのだが、それでも
キュウリは毎年新たに種を播くことができる。
リンゴの場合はそうはいかない。収穫が平年の10%以下というような
大きな被害を受けた木は、翌年は花を咲かせることができなくなる。
花が咲かなければ勿論果実は実らない。つまり無農薬栽培を二年続け
れば、リンゴの収穫はほぼ確実にゼロになるというわけだ。農薬を
使わない限り、その状況を好転させることはできない。
実を言えば、現代のリンゴとウィリアム・テルやニュートンの時代の
リンゴには大きな違いがある。無農薬リンゴが作れない最大の理由も
そこにある。
その理由とは、品種改良だ。
現代のリンゴは、昔のリンゴとは全く別物なのだ。
〜中略〜
農薬の存在しない時代には、例え品種改良で甘いリンゴを実らせる
木が生まれたとしても、その木が病害虫に弱ければ育つことは出来
なかった。別の言い方をすれば、農薬など使わなくても病害虫に
負けない品種しか栽培出来なかったのだ。
ところが農薬の出現とともに、その制約が外されることになる。
害虫や病気との戦いは農薬が肩代わりしてくれるのだ。病害虫に
対する耐性を考えずに、より大きく、より甘いリンゴを実らせる
木を作ることだけを目的とした品種改良が出来るようになった。
実を言えば、現在我々が食べているほとんどすべてが、農薬が
使われるようになってから開発された品種だ。つまり、農薬を
前提に品種改良された品種なのだ。
その結果として、現代のリンゴは遠い祖先であるコーカサス山脈
の野生種とは比べ物にならないくらいに巨大で、甘い果実になった。
そしてその引き替えとして、リンゴは野生の力を失った。農薬
の助けなしには病害虫と戦うことのできない、極めて弱い植物に
なってしまったというわけだ。
リンゴという果物は、農薬に深く依存した、現代農業の象徴的
存在なのだ。

少々どころかかなり長い引用になってしまいましたが、そういう
ことです。農薬ありきで改良された、農薬がなければ栽培できない
現代のリンゴを無農薬で育てようなんて試みは他からすれば非常識
極まりない無謀な行為りしてしか映らないでしょう。

実際に他のリンゴ農家からは「絶対不可能」と言われ続けます。
それでも木村さんは無農薬リンゴ栽培の道を邁進してしまいます。

順調だったのは最初の2ヶ月だけでした。
そこからどん底の地獄のような日々が始まります。

葉は病気になり、黄色く変色し、ハラハラと散ってしまい、
その重みで枝がたわむほど鈴なりに害虫が大量発生して
しまいます。そんな状況ですから果実など実るはずがありません。

しかし、それでも周囲に迷惑はかけられないので、大量の
害虫を手で取って、左手に下げたビニール袋に入れていく
苦行のような作業を続ける日々。

収入源を絶たれ、蓄えも底を尽き、一家7人は先の見えない
極貧生活を強いられます。周囲からは「カマドケシ」(家の
カマドの火を消して、一家を破滅させる穀潰しと言う意味
の蔑称)と呼ばれ、白い目で見られ、孤立化してしまいます。

孤独と絶望の中で、木村さんの人格も次第に壊れていき、
ついには死をも考えるようになります。

そして・・・といきたいところですが、あまり細かく
あらすじを書くとネタバレになってしまいますので、
この先は本書を読んでみてくださいね。

結果的に木村さんは無農薬リンゴ栽培を成功させるのですが、
本書は木村さんのサクセスストーリーに留まるものではなく
もっと大きな、人類に対しての警告のように思えてなりません。

自然の作物が自然な環境では、育つことができず、農薬や化学肥料
無しでは成り立たないなんて、やはり不自然だとは思い
ませんか?

今までその恩恵に預かって、野菜、果実を食べてきたのに
罰当たりだと言われそうですが、やはりおかしいものは
おかしい。

世界的に増え続ける人口をカバーするには、巨大な
農業機器で化石燃料を燃やしに燃やして、大量の
農薬と化学肥料を与え続ける農業の大規模化、効率化
を追求しなければならないという理屈なのでしょうし
それも仕方ないことだったとは思います。

ただこのままでよいとも思いません。

自然の循環システムを断ち切ったひずみは、いつかどこかで
人類に強烈なしっぺ返しをしてくるとも考えられます。

木村さんが壮絶な経験を通じてたどり着いた真理もやはり
そのことを示唆します。

無農薬リンゴ栽培を通して、 食の危機を感じ取る慧眼は素晴らしい
と思います。後は、この先も長く生き続けるが私達がなにを
していかなければいけないか考えなければなりません。

そういう意味で本書は私達に課せられた難しい宿題なのかも
しれません。


なんちゃって読書人
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