この方法で生きのびよ

2015年11月20日

この方法で生きのびよ! ―沈む船から脱出できる5つのルール

『この方法で生きのびよ! ―沈む船から脱出できる5つのルール』

著者:鈴木 博毅
単行本(ソフトカバー): 212ページ
出版社: 経済界 (2015/8/25)
言語: 日本語
ISBN-10: 4766785959
ISBN-13: 978-4766785951
発売日: 2015/8/25
商品パッケージの寸法: 19 x 12.8 x 1.4 cm

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■内容(「BOOK」データベースより)

「5つの恐ろしい氷山」がいま、あなたの船に近づいている!

氷山1「代替」=社会を一変する力

氷山2「新芽」=過去と決別した成果

氷山3「非常識」=変化に対応する思考

氷山4「拡散」=足枷を解放した効果

氷山5「増殖」=拡大を続ける構造。

あなたの船は沈みゆくのか。
それとも快進撃を続けるのか。

今を生き抜く5つの方法!

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■つぶやき

本書は献本ということで、R+(レビュープラス)さんよりいただきました。
ありがとうございます!

今までの価値観を根本から変える劇的な変化は
歴史を振り返ってみると何度か起きている。

産業革命や宗教改革なんてものそうなのでしょう。

いままでの常識や習慣が一気に覆されるわけで
そこに少なくない戸惑いを感じつつ、やがてその変化に慣れ
新しいスタンダードになっていく。

本書ではそんな新しい価値観や劇的な変化を促す5つの要素を
「5つの氷山」とし、私たちの乗る船がその氷山を目の前に
した時にどうすれば良いのかを教えてくれます。

枯れ木にいくら水を注いでもその木が活力を取り戻すことはない。
その木が取り払われ、それが肥料となり、新しい芽が息吹く。
それはある意味健全な新陳代謝とも言えるのかもしれません。
しかし、そこに宿っていたものには痛烈な痛みが伴います。

そんな新陳代謝を人類は幾度となく経験してきました。
それがあったからこそ現代の世界が存在するとも言えます。

ただ座して、変化の大潮流に飲み込まれるのか
覚悟を決め、新しい航路に挑んで舵をとるのか

本書冒頭のソクラテスの言葉

変化を起こす秘訣は
古きものと戦うことではなく
新しきものを築くことに
自分のエネルギーを
集中させることである。

いままで得た知識や経験は決して無駄ではない。
しかし、価値観が全く変わっていく変化の中で
それを後生大事に守り続けていてもしょうがない。

今まで得たものを肥料として新しい土壌で芽を
出せるか否か。

本書は私たちがそんな覚悟ができるかどうかを
試しているのかもしれません。


by なんちゃって読書人
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第57回読書交流会の知らせ

2015年10月28日

第57回読書交流会の詳細のお知らせです。

◆課題本はこちら◆

ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~

『ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~』

著者:影山知明
単行本(ソフトカバー): 248ページ
出版社: 大和書房 (2015/3/21)
言語: 日本語

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◆第57回読書会詳細◆

○読書会日時:2015年 11月20日(金曜日)19時より開催
○場所   :ビストロ椎菜(長野県上田市中央2-11-17 )
○参加要件 :事前に課題本を一通り読んできてくださいね。
○会費   :飲食代を人数で按分(概ね3,000円〜4,000円程度になります)
○受付期限 :2015年 11月17日(火曜日)

※ブログにあるメールアドレスからでもいいですし、
フェイスブックのメッセージでもいいので、なんちゃって読書人
宛てに参加希望のメールを送ってください。

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この読書会では、メンバーの方(私も含め)に交代で、課題本を
選んできてもらうという形をとっています。

その際、特にどのジャンルの物を、という決まりはありません。

ですので、様々なジャンルの本が課題本となります。
良く言えば多様、悪く言えば適当(^^)

でも、その多様な選書ゆえに、普段の自分なら、絶対に読んでみる
ことはなかったであろう物も、半ば強制的に読むことになります(笑)

その中から新しい気づきや、発見が生まれること、あるかもしれません。

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私の住む上田市も紅葉が始まり秋真っ盛りとなってきました。

そう、秋!読書シーズンの到来です。
(まあ、私はいつでもシーズンなんですけどね)

さて、今回の課題本は全国1位のカフェをつくった著者が提唱する
“理想と現実”を両立させる経済の形。

よく経営に必要な資源は人・物・金・情報なんて言います。
人は資源として考えられがちです。

その人にフォーカスして、働く者が生き生きと輝ければ
それは結果、少なくないリターンとして返ってくるのではないか。

まだ、私も読んでいないので、そんな疑問の答えが書いてあるのかは
分かりませんが、参加される皆さんがどんな意見を持っているのか
楽しみです(^^)

この会はお酒を飲みながらの気楽な会ですので、あまり気構えず
連絡ください。

一冊の本から広がるコミュニケーションの連鎖という不思議な感覚を
味わってみてください。


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第56回読書交流会のお知らせ

2015年09月30日

第56回読書交流会の詳細のお知らせです。

◆課題本はこちら◆

「学力」の経済学

『「学力」の経済学』

著者:中室 牧子
単行本(ソフトカバー): 199ページ
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015/6/18)
言語: 日本語

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◆第56回読書会詳細◆

○読書会日時:2015年 10月16日(金曜日)19時より開催
○場所   :後日参加者にお伝えします。
○参加要件 :事前に課題本を一通り読んできてくださいね。
○会費   :飲食代を人数で按分(概ね3,000円〜4,000円程度になります)
○受付期限 :2015年 10月13日(火曜日)

※ブログにあるメールアドレスからでもいいですし、
フェイスブックのメッセージでもいいので、なんちゃって読書人
宛てに参加希望のメールを送ってください。

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この読書会では、メンバーの方(私も含め)に交代で、課題本を
選んできてもらうという形をとっています。

その際、特にどのジャンルの物を、という決まりはありません。

ですので、様々なジャンルの本が課題本となります。
良く言えば多様、悪く言えば適当(^^)

でも、その多様な選書ゆえに、普段の自分なら、絶対に読んでみる
ことはなかったであろう物も、半ば強制的に読むことになります(笑)

その中から新しい気づきや、発見が生まれること、あるかもしれません。

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だんだんと葉が色づき始め、秋本番になってきました。

そう、秋!読書シーズンの到来です。
(まあ、私はいつでもシーズンなんですけどね)

さて、今回の課題本は私の選書です。

ちょっと前にもテーマになった「教育」。

教育というものは、一個人の経験からの思い込みや
一部の特殊なパターンを全盲的に信じてしまったり
になりがちです。

本書では「教育」を経済学や心理学の手法を用いて
数値化し、データに基づく科学的根拠のある教育、を
推奨しています。

こういうと嫌悪感を抱く人もいるとは思います。

そんな否定的な意見も含め、ぜひ皆さんの考えが聞きたいです。

教育というものに対して、一度既成概念を捨て議論してみましょう!

この会はお酒を飲みながらの気楽な会ですので、あまり気構えず
連絡ください。

一冊の本から広がるコミュニケーションの連鎖という不思議な感覚を
味わってみてください。


by なんちゃって読書人

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ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?

2015年09月12日

ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?

『ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?』

著者:石田 彰洋
著者:"横山 信治
単行本: 240ページ
出版社: 日本能率協会マネジメントセンター (2015/5/17)
言語: 日本語
ISBN-10: 4820719254
ISBN-13: 978-4820719250
発売日: 2015/5/17
商品パッケージの寸法: 18.8 x 13 x 2.4 cm

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■内容(「BOOK」データベースより)

年収1000万以上の約半数は落語好きだった。

一流は落語に学ぶ。

伝え方、“粋”と“野暮”、笑いのセンス、懐の深さ、成功の鉄則、
覚悟の磨き方…仕事・人生のヒントは落語にある!

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■つぶやき

本書は献本ということで、R+(レビュープラス)さんよりいただきました。
ありがとうございます!

元落語家の道を歩んだお二方が、その経験を踏まえて
書かれた共著。

ビジネスエリートと落語の意外なマッチングにまずタイトルで
引き込まれました。

落語を聴いている、好きである人が誰でもビジネスエリートに
なれるかと言えば、それは分かりません。

ただ、インタビューを受けてくれた年収1,000万円を超える方の
約半数が落語を聴いているというデータもあるので、あながち
偶然だとも言えません。

確かに、私の身の回りにいる成功者も落語好きは多いです。

落語の持つ文章力、話の構成、粋なはからい、コミュニケーション術
などには、ビジネスに欠かせない要素を含んでいると著者は
言いますし、軽妙な言い回しや、絶妙な会話の切り返しなどは
感心することも多いとです。

かくいう私も落語は嫌いではありません。

まあ、深く聴きこんでいるかと聞かれればそうでもないのですが・・・

ちゃんと聴きこんでいればもっと業績が伸ばせるかもしれませんね(笑)


ビジネスにおいても、日常生活においても、コミュニケーション力は
この先さらに重要になってくるでしょう。

まして、今はグローバルな社会となりつつあります。
国も文化も言語も考え方も、全く異なった背景を持つ人たちと関わり
人間関係を構築していく機会が多くなっていくだろうことは容易に
想像できます。

しっかりと自分を主張し、相手を思いやり、そして何よりユーモアを
織り交ぜたコミュニケーションが良好な関係性づくりには必須
になっていくのではないでしょうか。

笑いは世界共通、笑いは閉ざしていた心を開くきっかけとなるかも
しれませんし、笑い合えばこころも和やかになり、商談もスマートに
こなせるかもしれません。

そう考えると、落語から学べることは数多くありますし
ビジネスエリートの多くが落語を趣味としていることにも納得です。

最近ゆっくりと落語を聴くことから離れていましたが、これを機に
また落語を聴き始めようと思ってます。

落語が好きな方はもちろん、そうでない方も一度読んでみてください。

by なんちゃって読書人
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花火と火花

2015年09月08日

読書会の中で数年前に立ちあがった企画
「1,000文字小説」
普段読むことにフォーカスした集まりではありますが
書き手となることで新たな発見に繋がるかもしれない
ということで始まりました。
この度のお題は、芥川賞作品にちなんで
「○○と火花」

我ら読書会メンバーの中でも最も鋭い文章感性を持つ
と言っても過言でない遠音さんの作品です。

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『花火と火花』 著:読書会メンバー 遠音(俳号)氏

「ねぇねぇ、聞いてよ!ひどいのよっ」
ランニング雑誌を眺めながら30kmの壁をいかに
トラブル無く越えるか思案していた私の思考を、
妻が前触れもなく突き破ってきた。

まるで障子紙を無遠慮にぶち抜く猫の手のようである。
ここまで沸騰していると、相手をせねばなるまい。

ため息をつきながら雑誌を閉じ、私は「何だい?」と妻の顔を見上げた。

「これよっ」

手に持ったスマホを鼻息荒く振りながら、ぐい、と迫ってくる。

その画面を眺めると、なにやら、和歌の添削らしきもの
が載っている。そのやりとりの中に妻の名前があった。

「へぇ、そういえば和歌を作るとか言ってたねぇ」

「和歌じゃないっ!俳句よ俳句っ」

「ああ、ごめん。文学は、わかんないんだ」

「『よいぞらに、ひばなちらして、はなびさく』。
これのどこが悪いのよっ」

妻が気炎を上げるのを眺めながら、「いい俳句だねぇ」
と私はひとまず褒めた。

「あらっ、わかるの? そうよ、私の最近の中では傑作なのよっ」

途端に目をきらきらさせながら語り出す妻に思わず笑み
をもらしそうになるのをこらえながら、「見せて」と
スマホを受け取った。

「宵空に火花散らして花火咲く」

・無駄があり過ぎる、てんこ盛りのお手本のような句ですね。
・まず「花火」は晩に、空に上がるものです。「宵空」はいらないでしょう。
・また、花火は「咲く」ものです。これもいりません。
・そして「火花散らして」も当たり前です。全ての花火は、火花を
散らします。単なる事実の報告になってしまっており、新しい発見
がありません。
・よって、無駄を省いていくと残るのは「花火」だけですね。
その花火のどこにどのように感動したのか具体的に思い起こして、
それを素直に表現してみて下さい。

妻の手前、吹き出すまいと腹づもりをして読み始めたのだが、
最後の一文でもうこらえ切れなくなった。

それでも懸命にこらえ、震えている私の背中に妻の張り手が
飛んできた。

その体重にたがわない、重量級の一撃である。

一瞬息が止まり、それからむせ出した私に、妻が涙声で
「ひどいじゃないっ!」となじってくる。

たしかに、懸命に作った俳句がただの「花火」にされて
しまったのではやりきれないだろう。

「これは、ひどいな」

あえて主語はぼかし、咳の合間からつぶやいた私の言葉に、
妻はガクンガクンと盛大に首を振りながら
「そうでしょそうでしょっ!」
と涙声で同意を求めてくる。

「うん。頑張れ」

万感を込めて、私は励ました。

(1000文字)



posted by なんちゃって読書人 at 22:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 1,000文字の中で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする